2009年11月29日日曜日

コーヒーの統計資料

カフェに関する卒論を書く人も最近多くなってきましたが,これらに欠かせないのはコーヒーに関する統計資料と思います.これらの統計資料は全日本コーヒー協会(http://ajca.or.jp/)が資料を提供しています.

サイトの「統計資料」を見ますと,日本のコーヒー輸入量の推移や日本のコーヒーの飲用状況,喫茶店の事業所数及び従業員数などが PDF ファイルで提供されています.

2009年11月18日水曜日

大卒の平均初任給の推移のデータ

就活の難しさを耳にしますが,大卒の初任給の平均についてのデータは厚生労働省が行っている賃金構造基本統計調査で知ることができます(参照:http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/index.html).

2009 年の女子大学生は 19 万 4 千円のようです.過去のデータもありますので推移も見ることができます.

2009年11月8日日曜日

救急車等に関する統計データ

救急車等に関する統計データは総務省消防庁の消防統計と呼ばれる統計にありそうです.具体的には,消防庁のサイト(http://www.fdma.go.jp/)の「消防統計」のところから「救急,救助,国際協力など」の分野のページに移動すれば見えます.

救急出場件数や搬送人員数は平成 19 年よりは 20 年が下がっていますが,徐々に毎年,救急車の到着時間は遅れています.現在は 7.7 分.

この資料には特に遅れる原因等は書かれていませんが,ある記事では違法駐車や受け入れ先病院が見つけづらいなどが書かれていたように思います(うろ覚えのため聞き流しを…).せめて違法駐車は市民の心がけで多少は軽減できると思いますので,心がけたいですね.

2009年9月1日火曜日

国立国会図書館

基本的にすべての出版物が所蔵されるという国立国会図書館.ここの資料の調べ方もわかりやすいです.

国立国会図書館のリサーチ・ナビ(http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/)では,検索やカテゴリにより資料等を探すことができます.個人的には産業情報ガイドはほしい統計データを見つけやすかったように感じます.ここでは,資料をアップするのではなく,関連の資料を公開しているウェブサイトを紹介していますので,いつみても最新版を探すことができると思います.

レポート等で資料を探す場合に,総務省統計局も使いやすいですが,こういうサイト集的なものも知っておくとよいと思います.

2009年7月29日水曜日

平成20年住宅・土地統計調査

共同住宅の割合など,土地・建物に関する統計は「住宅・土地統計調査」で調べることができます.

今回発表された平成 20 年度の調査結果では,空き室率や共同住宅が増加していることがわかりました.

総務省統計局のサイトに行きますと詳しい内容が紹介されています.ぜひ活用してみてましょう.

2009年7月18日土曜日

野球選手のデータ

野球選手のデータは各球団であるみたいですね.すべてを見ていませんので,すべてのチームであるのかは分かりませんが,少なくとも巨人軍ではありました.リーグ等でもないかなと思いましたが,セ・リーグのオフィシャルサイトにはありませんでした.

シアトルマリナーズも(英語ですが)あります.これらのデータをもとにチームの分析練習にしてもよいかもしれませんね.

2009年5月28日木曜日

個人企業経済調査(動向編)の発表

個人企業経済調査(動向編)の発表が総務省統計局からありました.平成 21 年 1~3 月は経済もあまり芳しくない記憶がありましたが,今回見てみますと,DI (Diffusion Index)の値では,どんどん悪くなっています.ただ見通しでは上がるようですから,ある意味,底になったのでしょうかね….

一事業所あたりの売上高は製造業や卸売業・小売業などの減少は著しく,宿泊業や飲食サービス,サービス業は増えていました.営業利益では宿泊業・飲食サービス業は増えていましたが,あとは芳しくないようです.

他にもいろいろ結果が出ていましたが,あまり元気ではないようですね.

まだまだ日本経済,がんばってほしいところですね.

2009年4月7日火曜日

百貨店の売り上げデータ

最近,百貨店も店舗規模縮小など厳しい状況になりかけています.この意味ではこれらを卒論テーマとして考える人もいるかもしれません.そのような場合には,日本百貨店協会(http://www.depart.or.jp/)に百貨店売上高のデータは参考になると思います.

このデータでは PDF で概況報告されています.その中には要因分析も行われていて分析の参考になると思います.

地区別,商品別などもあるため,いろいろと見てみましょう.

2009年3月9日月曜日

平均的な結婚年齢ってどのくらい?

女子大の本学,さらに社会学系でもある本学部としては,働く女性を応援することはもちろんですが,社会の状況「平均的」な実態を授業で使うことがあります.

例えば「平均的な結婚年齢」.これは厚生労働省が行っている人口動態統計(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html)で見ることができます.2007 年(平成 19 年)上巻,婚姻のところの表 9-11 の『年次別平均婚姻年齢及び夫妻の年齢差』で見ることができます.

2007 年の状況だと初婚での平均的結婚年齢は女性で 28.3 歳,男性は 30.1 歳のようです.要するにこの年に初婚で結婚した人の平均年齢は女性 28.3 歳,男性 30.1 歳となります.ちなみに別表で地方別のものもありますが,初婚の妻の平均年齢をみると一番高いのは東京の 29.5 歳,続いて神奈川,千葉,京都,埼玉の順です.逆に若いものをみると福島が 27.2 歳,続いて,佐賀,愛媛,秋田,宮崎になります.こうみると東京と福島で2.3 歳の違いがあるんですね.

いろいろと調べてみてください.

2009年2月1日日曜日

日本の映画産業を知ろう

映画をテーマに卒論を書く人もいますが,産業の視点から映画を考える場合には,「日本映画産業統計」も参考になります.

社団法人日本映画製作者連盟(http://www.eiren.org/)が発表する「日本映画産業統計」では,毎年の興行収入や公開本数など,邦画,洋画ごとに集計されています.

今年は「崖の上のポニョ」など邦画が強かったようです.過去のデータもいろいろありますので,参考に見てください.

2009年1月17日土曜日

数学で統計学習必修化

今回はデータの話から少し離れて,高校までの授業内容の変化についてです.

昨年の 12 月に高校における授業の内容を示す学習指導要領を文部科学省が発表しました.その内容で,数学 I(必修)に統計が含まれるようになりました.

科学新聞(2009 年 1 月 1 日)によると見出しに『数学で統計学習必修化「科学と人間生活」新設』とあり,数学で統計の内容が含まれたことをはじめ,理科教育の新しい内容などが紹介されていました.この内容によると『数学 I には,世論調査や気候変動など身近なところでデータやグラフに触れる機会が多くなってきていることや,中学との接続を重視し,新たに統計に関する内容が追加された.』とあります.すでに公開されている小学校,中学校の学習指導要領でもすでに統計が入ることが決まっています.このことも踏まえ,小→中→高と連携して反復学習になるようです.特に情報化社会の現在,このようなデータに関することを導入することは有意義と思います.

ちなみに必修のところに追加されたということで,今後大学入試等にも導入されることも予想されます.またこれらのことを踏まえ,大学における統計の授業内容も反復はもちろんですが,より深い内容に展開できればと思います.この意味では大学で統計を教えている先生方は内容の更新を求められることになりそうですね.

2009年1月4日日曜日

日本人の国民性に関する調査について

日本人の国民性に関する調査については統計数理研究所(http://www.ism.ac.jp/)が行っている「日本人の国民性に関する調査と国際比較調査」が利用できます.日本で数少ない統計の研究所が行っている調査ですので,調査の方法なども適切で信頼度は高いです.特に 1953 年から実施していますので,時系列的にデータを見ることもできます.

単純集計のデータはネット上でも取得可能ですので,確認してみてください.